国連死刑廃止条約20周年 東アジア死刑廃止大会にのべ330人が参加

 
日付:  火曜日, 2009-12-15
 

 12月5日~12月14日、私たち「死刑に異議あり!」キャンペーンの呼びかけで「国連死刑廃止条約20周年 東アジア死刑廃止大会」が東京で開催された。

 12月5日に明治大学で行われた第1分科会「死刑と向き合う市民~裁判員制度と韓国参与員制度を比較して~」には約80人が参加。12日に同じく明治大学で開催された第2分科会「死刑廃止と宗教者の役割―和解と癒しを求めて」には約60人が参加。13日に青山学院大学で開かれた全体会シンポジウム「『死刑はアジアの文化だ』って本当ですか?」には約150人が参加。14日に参議院議員会館で開催された第4分科会「アジアの死刑制度の現状について考える院内集会」には約40人が参加した。

 東アジア死刑廃止大会全景重複はあるものの、東アジア死刑廃止大会にはのべ330人の人々が参加したことになる。このほか、12月2日には早稲田大学で「いのちの意味を考える 死刑制度に関する欧 州とアジアの視点」が、駐日欧州委員会代表部(EU)、スウェーデン大使館、EUIJ早稲田(早稲田大学)の共催で開かれ、12日には京都の龍谷大学で「死刑を考える一日~いのちのメッセージ from 京都」も 開催された。15日には衆議院第2議員会館で「死刑囚の表現展」が死刑廃止フォーラム90の主催で行われている。

 政権交代によって死刑執行ラッシュがとりあえずストップしている今、日本の死刑制度が今後どうなっていくのか、国内外の多くの人々が高い関心をもって注視している。